あたしは礼羅の家に来ていた。 家は2階建ての一軒家である。 「俺は今父さんと暮らしてるんだ」 「…お母さんは?」 「離婚したんだ」 なんか聞いちゃいけなかったかな… あたしは目線を下に向ける。 「別に聞いても大丈夫だよ、俺は父さんと暮らしてればいいしな」