「ありな?」


「有名の『有』に野菜の『菜』で『有菜』っていうの」


「へー」



すると小山礼羅は後ろに振り返り歩き出した。



「どこ行くの?」


「有菜も来い」


「え?」


「俺の友達を紹介してやる」