そばにいてくれたから




あたしは礼羅の分の朝ご飯を渡した。


渡したとき礼羅の表情は少し柔らかくなった。



「なんかそんなことする自分が嫌なんだよね」


「嫌って?」


「負けた気がするから…」



あたしはお茶を飲んだ。


礼羅はパンを一口食べた。



「むかつくやつらだからこそ勝ちたいんだよね」


「……」


「だから辞めないよ!」