進二さんからもらった紙を頼りにあたしは川口さんの家に向かっていた。


しばらくして「川口」と書かれている表札を見つけた。


川口さんの家は住宅街の中にあった。



「ここか…」



出てくれるかな…、川口さん…


あたしは勇気を出してインターホンを押した。