そばにいてくれたから




「原田さん」


「川口さん!」



川口さんはテーブル席まで来た。


今にも泣きそうな表情をしている。



「あたし帰るね…」


「か…」


「じゃあ」



川口さんはテーブル席から離れてしまった。


お店のドアの音が開いて閉まった音がした。