そばにいてくれたから




「は…」


「誰?そのデブ?」



すると川口さんの口は止まった。


あたしは声の主のほうを見た。


川口さんをじっと見る礼羅である。


この男…、女の子とすぐ別れる理由がなんとなくわかった!



「…うう!!」



川口さんは突然泣き出しお店から走って出て行った。



「川口さん!」



あたしは川口さんを追いかけお店から出た。