あたしはお店のドアを開けた。 いつも通り進二さんがドアの開く音に気づいてこっちを見る。 「有菜ちゃん、いらっしゃい!」 「こんにちは」 「あれ?今日はお友達連れてきたの?」 進二さんはあたしの後ろにいる川口さんに気づいた。 「はじめまして!」 「よろしくねー、てかめっちゃ赤いけど大丈夫?」 「はい!」