「そっか…いつも屋上に居るの?」 「そうだよ。屋上が好きなんだ。空を見てると忘れられるし好きなんだ」 麗也は座ると、流華に座れって言った。 あたしはそっと座ると寝そべった。 「ほんと…空を見てると忘れられるね…………風も涼しい」 「またいじめられたか?」 「うん……上から水が降ってきたの」 麗也は目を見開く。