碧眼の天姫―刀の後継者



「大丈夫!?」


慌てて千年があたしの体を支える。


…気持ち悪い……
動くのがこんなにしんどいなんて…


「美琴ちゃん…やっぱり病院へ行こう?
いくら血が止まったからとはいえ…その傷じゃ…」

「大丈夫…すぐに塞がるから」


何故かは分からない…
ただ、昔から傷の治りが異常なほど早かった。


「そんなわけ無いだろ…
頼むから…無理しないで…」


そのまま優しく手を握られる。


…温かい……
なんて温かいんだろう…


いや……あたし自身が冷たいんだ。



「…不思議……アンタの手に触れてると……
体が…温かくなる……」


千年の手に頬を寄せる。


「…っ…美琴…ちゃん…」


千年の困ったような声が聞こえたがそのまま無視する。


今はただ目の前の温もりに触れていたい…