「…こうしてみれば… 何の変哲もない島なのにね」 学校の屋上から見渡す町並みは自然に溢れ美しい。 あたしの暮らすこの島は 鬼葬島(キソウジマ)と呼ばれ外とは閉鎖された島だ。 あたしはこの島に生まれ、この島で育った。 天宮の娘として。 全ての始まりは何なのか、あたしには分からない。 ただ分かるのは… この島にある伝承が 真実だという事だった。