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あれから二週間、美琴ちゃんは学校へ来ていない。


それでも日常は何も変わる事なく過ぎていく。


あの時、確かに美琴ちゃんは碧い瞳をしていた。


あの化け物から俺を助けてくれた女の子と同じ瞳…


今なら分かる。
あの子が美琴ちゃんだったって事。


「萩原君〜一緒にご飯食べてもいぃかなぁ?」


同じクラスの女が腕にしがみついてくる。


うっとうしい…


いつもなら笑って流せる行為も今じゃ上手くあしらえない。