「はあぁぁぁぁぁっ!!!」
抜刀しそのまま鬼へと斬り掛かる。
―キンッ
それを鬼の爪が受け止めた。あたしごと爪で跳ね返しそのまま後ろの壁に叩き付けられる。
「かはっ…………」
やばい…骨逝った…?
数本折れてそうだけど…
「危ない!!!!」
萩原 千年の声でハッとする。痛みで少し反応が遅れた。目の前には斧を振るう鬼がいる。
「まずい…避けられな…っ!!!!?」
―ドンッ
あたしの体が何かに突き飛ばされた。
間一髪で斧をかわす。
一体何が…………
「良かっ…た……
怪我…してない………?」
冷や汗をかいてあたしに笑みを浮かべる萩原 千年があたしに覆いかぶさっていた。
「萩原…千年……?」
ただ名前を呼ぶ事しか出来ず、あたしの頬にポタポタと滴る紅い雫が何なのか理解が遅れた。


