「グギャギャーッ!!!」 火鬼の気配を辿ってたどり着いたのは街だった。 火鬼が奇声を上げながら、街を焼き尽くしている。 「あれが…火鬼…」 なんて圧倒的な力… 無意識に体が震える。 「…天姫…天姫エェカァ!!!!」 火鬼が私に気付き、こちらへ飛んでくる。 「っ!!!」 ―シュンッ 火鬼の爪をとっさに避け、地面へと降りた。 「千年、あたしの力、鎮めて」 「わかった」 あたしは瞳を閉じて、狂鬼に意識を集中する。 『あら、またあたしの力が欲しいの?』 欲しいの。 あんたのその狂気が…