碧眼の天姫―刀の後継者



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「はぁっ…はぁっ……」



あれからどれくらいの時が過ぎたのだろう…


「グギャギャーッ!!」


目の前で狂ったように叫ぶ鬼を睨みつける。


「このままでは…」


人間である私の方が先に息絶える。


私と火鬼の力は互角。
でもこれ以上戦えば……


やはり、力を解放するしかないのね…


私に…力を使いこなせるの?
弱い私に、刀は応えてくれる…?


「でも…やるしかない」


私の手には、守らなければならない人々がいる。


全てを犠牲にしたって、守らなければ!!!


私は意を決して、刀を掲げる。


「天鬼、祖御霊奉る。我、天宮の娘なり」


自らの内に眠る
天姫の本来の力がゆっくりと紐解かれる。