「…大丈夫だ」 「…え……?」 まるで心を読んだかのような応答に、私は目を見開く。 「何も起きやしないさ。何かあったって、俺が守ってやるから」 また頭を撫でられる。 この温もりに安堵する。 あぁ………… この人は私を"守る"と言う。周りの人間は私に"守れ"と言うのに…… だからか…… 私はいつからかこの人の為に守ろうと思った。 この私欲にまみえた世界を…… どんなに汚れた世界でも、この人がいる世界なら… どんな宝よりも美しく輝くもの。