碧眼の天姫―刀の後継者



―ザシュッ…


刀で自分の腹を刺した。


「守り…たい……」


あたしはあたし…
それだけは…忘れたくない。


千年…あなたを傷つける者は自分であっても…


「許さないっ…だから…」


―ポタッ


血が刺した刀から滴り落ちる。



「はぁっ…はぁっ……」


集中をして…狂鬼を抑え込んで…力だけを引き出す。

『…美琴………』

「ごめっ…天鬼…ただいま」


弱々しく笑うと、天鬼も笑ったような気がした。