「…でも、あなたの狂気には負けない。あたしは力が欲しいだけだから」
血に狂う事はしない。
自分を見失わない。
『…せいぜい頑張ればいいわ。どうせ無理なんだから…』
―ボワッ
狂鬼の狂気が解放されたのが分かる。
それを受け入れたせいか、吸収が早い。
「うっ…ぐうっ………」
うずくまるように自分の体を抱きしめる。
「美琴!!?どうしたの!?」
遠くで千年の声が聞こえる…
「…ち……とせ………」
―殺せ
殺…せ………?
―殺せ…殺せ殺せ殺せ殺せ
「…い…いやああああっ!!!」
―バアアアンッ!!!
膨大な力が弾け飛んだ。


