「…守るから……」
刀を構え、千年を背に庇う。
天の羽衣…あたしの守りたい人をその力で守って…
「グギャギャギャーッ!!!」
鬼が触手を伸ばしてきた。それを迷う事なく斬り落とし、刃を構えて回転する。
『「刀身よ…光る鋭光となりてほど走れ!!」』
―シュンッ
刀を横に振るうと、刀身が光る鞭のように鬼達を切り裂いた。
一瞬にして鬼の首が地面へと転がり落ちる。
『軟弱な鬼を集めても我等の前ではその刃、意味を成さない。あまつさえ、主に迷いがある』
水鬼に迷い…が……?
「…なんで…あれだけの鬼を一瞬で……?」
水鬼は信じられないと言わんばかりに見開いた目であたしを見つめる。


