「何処かに隠れててと言いたいけど………」
周りを見渡しても辺り一面鬼の群に囲まれてる。
「美琴ちゃん、萩原君。二人仲良く黄泉に送ってあげる」
三上さんは不気味に笑い片手を上げた。
「…水鬼………」
あたしが記憶を失ってから出来た初めての友達。
「あたしね、兄様に頼まれてあなたに近づいたの。友達になったのも演技!」
水鬼はクスクスと笑いながらあたしを見る。
水鬼…………
それでもあたしは…
「たとえ目的の為だと分かっても、あの時あたしは友達という存在がどれだけ心強いものかを知った…水鬼の存在が心の中を満たしていくみたいに嬉しかった…」
氷鬼があなたの兄だった事…
知らなかった…だけど…
知ってもきっと戦ってた。だから言わない。
言い訳はしたくない。


