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「あの裏山の神社、鬼枷神社って言うんだ?良く知ってるね」
裏山に入り、神社を目指して歩く。
辺り一面の木々がオレンジや茶色に染まっていると、秋なんだなと再確認させられた。
この鬼葬島は日本の下の方に位置しているせいか8月の下旬あたりから肌寒い。
少し寒いな…………
このまますぐに冬が来るんだよね…
その時も俺は美琴と一緒にいられてるのかな…
美琴……
「鬼枷神社を知ってる理由?」
俺が質問してからだいぶ間を開けて言葉を発した三上を振り返る。
「…帰るべき場所だから」
「帰るべきって…神社に?」
三上さんは無言で首を振り俯いた。
表情は見えない。
ただ、泣いてるように見えた。
「ここが…鬼枷神社……」
なんだかこの島は鬼繋がりが多い。
建物、地名、文献…
そのほとんどに鬼が関わっている。
そして本当に…存在する鬼。鬼と戦う天姫という存在。
全てが絵空事のようなのに、現実で起こっている。


