「悲しい…う…た……」
それはまるで天姫の悲しい運命を謡ったようだった。
でもこの謡…どこかで…
昔…そう…
ずっとずっと昔………
きっと…いつかの天姫の記憶…
『…ソノ謡ヲ謡ッタ天姫ハ千年前ノ戦姫ダッタ…』
その声は…愛しさと、悲しさが混じった声だった…
「その時の…天姫を……
愛していた…のですね…」
『…真ニ…聡イ姫ヨ……』
声の主が笑ったような
気がした。
『…我ガ愛シタ姫ノ願イ…今コソ汝ニ与エヨウ…』
「…感謝…いたします…」
ゆっくりと瞳を閉じる…
最後に見たのは、美琴が刀を振るう姿…
「美…琴……………」
私の愛しい娘………
あなたをもっと………
愛したかった…………


