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そうして美琴はこの世に二度目の生を受けた。
私のお腹からでは無く、温もりも無い冷たい試験管の中から…
「あなた…を…………
私はまた…救え…かった…
母親…失格…ですね…」
涙がこぼれ落ちる。
私は恐らくこのまま死ぬのでしょう…
あの子に何も出来ずに…
「もし…私にも天姫の力が…力があるのなら…」
あの子を幸せにする力を…
あの子を…私の代わりに守ってくれる…誰かに…
私の持ち得る全ての力を…
―チリンッ
その時、小さくも美しい鈴の音が聞こえた。
「…鈴の…音……?」
それは次第に近くに聞こえるようになる。
―チリンッ
『天宮ノ娘…』
突然聞こえた声に私は目を見開く。
「だ…れ……?」
『我ノ名ハ……今ヨリ遠イ昔ニ天宮ノ娘ニ恩ヲ受シ者…』
何故…私に声を……?
『ソノ天宮ノ娘…真ニ力ヲ必要セントスル者キニ力ヲ貸ス事ヲ望ンダ……』
あなたが私に力を貸してくれるの…?
『与エヨウ…』
声は力を貸す事を約束してくれた。
私が願う事…それは…
「あの子を…本当の…意味で救える人に…」
心を…支えてくれる…
誰かに………


