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あの日から数日。
学校は休校になった。


まぁ当たり前の処置なのだけれど…


「また守れなかった…」


あたしがもっと早く目覚めていたなら…


この学校の生徒を……
この学校を守れたのに…


あの日、あの高校に通う生徒のほとんどが命を失った。



鬼の動きも本格的になって
きている…


この島が鬼に制圧されれば…
この島の人間だけじゃなく、他の県…日本そのものが滅びゆく…


そんな運命を…あたしは断ち切らなければならない。


『…不安か………?』


天鬼と問い掛けにあたしは
首を横に振る。


「そんな事…無い。
絶対にそんな未来にはさせない…させるわけにはいかないから」


大切な人の未来を……
鬼であるあたしがせめて人にしてあげられる事…


それは繋ぐ事………
断ち切る事……


「天姫達の悲願…
鬼との因果もあたしが…
この代で終わらせる…」


これは誓い。