「なら尚更行く必要は無い
でしょ?」
まぁ確かにそうなんだけど…
あたしが行かなきゃいけな
いんだ。
あたしが…守らなきゃ…
―何を……?
あの人を………
あの人が生きた地を…
―どうして……?
好きだから……
守りたかった人だから…
「守らなきゃいけない…
大切な場所…大切な……」
…あなたを………
「…天宮さ……美…琴…?」
萩原君は目を見開きあたしを見つめた。
「…あれっ…学校ついたね」
気付いたら学校の校門前にいた。校門は閉まっていて完全に遅刻した事が分かる。
「あたしのせいでごめんね!!
萩原君まで遅刻になっちゃった」
我ながら何故気付かなかっ
たんだろう。
「気にしないで。あの時間で出てる時点で俺も遅刻だからさ」
そんな萩原君の言葉が面白くて笑ってしまう。
あたし達は一緒にクラスへと向かった。


