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「…天宮美琴です。
よろしくお願いします」
自己紹介をして頭を下げると、クラス中が静まり返った。
何…この雰囲気………
クラスメートの視線が痛い。
「…偶然…だよ…な…?」
「名前が一緒なだけでしょ?」
ザワザワとざわつくクラスを見つめる。
何故…あたしの存在はそんなにも動揺を招くのだろう…
「よろしくね!!美琴ちゃん!」
沈黙に耐え切れなくなっていたあたしに救いの声が聞こえた。
そこへ視線を向けると、青い髪と瞳を持つ可愛らしい女の子が手を振っていた。
「あたし、三上 水鬼!!
あたしの後の席においでよ!」
三上さんはあたしを手招きして呼んだ。
「まぁ…天宮、そこに座りなさい」
先生の許可も出たので
そこに座る事にした。
「…偶然………?」
席に着くと、前に座っていた赤茶色の髪の男の子が振り返る。
「…ねぇ…俺の事……」
男の子はそこまで言って口をつぐむ。
それから、深い悲しみを押し殺すような笑みを浮かべた。


