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「転入生の…天宮美琴…さんだね?」
校長先生はあたしの名前を口にした瞬間怯えたような声を出した。
何だろう…この違和感…
それに、あたしは前もこの高校に通っていたはず…
何で転入生なの?
「少しの間、こちらの席で座って待っていて下さい」
校長はそう言って部屋を出て行った。
「母様、あたしはここの生徒だったんでしょ?
なのにどうして………」
母様と二人だけになったので、先程の疑問をぶつけてみた。
母様は困惑したような顔であたしを見つめる。
「かあ…さま……?」
何で…何でそんな悲しそうな顔をするの?
母様があたしに向ける笑顔、表情はいつも穿かなかった。
その瞳は深い悲しみを含んでいた。
「…あなたが記憶を失う前と…今のあなたは……少し変わってしまったから…」
「変わった…?」
何がどう変わったと言うのだろうか…
「…銀色の髪…碧の瞳…」
母様はそう呟いてあたしの髪へと優しく触れた。
銀色の髪と碧い瞳……
鏡で見たあたしの姿……
あたしはずっとこの姿で…


