Distance of LOVE☆

なかなか脱衣所から出てこないゆづが心配で、
外からノックをしてみた。

「ゆづ?
平気?
なかなか出てこないから、心配で…」


「待って?
和っ…丁度良かった…
あの…着替え…私のキャリーバッグの奥底に入ってるから、取ってくれると…嬉しいんだけどっ…」


なんて、か細い声で言ってくるゆづ。


何…?

恥ずかしいの?


裸も下着姿も…何度も見てるじゃん?


「和っ…早くっ…
寒いんだけどっ…」


そりゃ、寒いもんな…

ヨーロッパの冬…

今ゆづに風邪をひかれたら、全ての計画が台無しだ。

「分かったよ。
…ちょっと待ってて?」


ベッドの近くに開いたまま放置してあるキャリーバッグから、

白のニットワンピを引き出す。

って…これだけ?

セットになっている巾着の中身は…大体想像がつく。
仕方がないから、巾着は開かず、服とセットにしてゆづのもとに持っていく。


「ありがとうっ!!和っ!!
脱衣所のドアを開けると、バスタオル1枚のゆづが。

「早く着ろよ?
襲いたくなるし。
安心しな?
下着は見てないから。」


「和っ!!
もうっ!早く出てよ!」


そう言って、脱衣所を出た瞬間、ピシャリと音を立ててドアが閉まる。


数分後、ベッドに寝そべっていた僕のもとに、どう…?

なんて聞きながら、彼女がおずおずと近づいてきた。

「どう?
って…似合うよ?
スゲー可愛い。
だけど…上に何か着た方がいいよ。
せめて皆で夕食食べる間だけ。
僕の前では…そのままでいいから。」


だって、今彼女が着てるニットワンピ、かなり深い位置まで開きがあるんだもん。
リボンに邪魔されて見えないけど。

だからこそ…かなりエロくてそそられるんだけどね。

「あと、髪…おろしててもいいけど…結んでも可愛いと思うな。」


髪の毛をハーフアップにして、肩からチェックのストールを巻き付けた彼女は、すごく可愛かった。


僕は、そんな彼女を連れて、アルプスさんたちがいる1階に降りた。