Distance of LOVE☆

「あ…れ…?」


目を覚ますと、身体には薄い布団が掛けられていた。

2時間は経っただろうか。

そう思ったのは、気のせいだったみたい。


7時だった。


「ゆづ?
起きな?」


「あ…和…おはよっ…」


目をトロンとさせながら言うゆづが、すごく可愛かった。


「おはよっ。」


「心配しなくても、大丈夫だよ?
コンサート、明日だから。」


「良かった。
和が指揮振れなかったら、どうしようかと思った。」

心配してくれるのは、嬉しいんだけど…


「心配しなくても、僕は大丈夫ですよ。
僕はそんなヤワな身体じゃないですから。
それより、ゆづの身体が心配ですよ。」


「大丈夫だよ。
和が優しくしてくれたから。」


ゆづの話によると、産婦人科のセンセイに、僕が自身を挿入した場所、
特に傷もなくてキレイですねって言われたって。

ちょっと誇らしかった。

ちゃんと、ゆづのことを、優しく愛してあげることが、出来ている証拠だから。

部屋の中にシャワーあるから、ゆづに先に入らせた。

彼女を待っていると、部屋の外からノックの音がした。


その主は…アルプスさんだ。


「まったく…コンサート前日に仲良ししてるんだから、相変わらずだな。」


それ知ってるってことは…布団掛けてくれたのって…まさか…


「安心しろよ?
大事な彼女さんの裸は見てないから。」


「いや、絶対見たでしょ?」

一瞬だけな?
と、舌を出すアルプスさん。


「殴っていいですか?(ニコッ」

「冗談だよ。
ホテルの女性スタッフに頼んだの。」


そう言って、もう夕食の準備が整っていることを告げてから、彼は部屋を出た。