アイツ‥ 空を見ながら泣いてたんだ‥ それを見た俺は、無意識にアイツの方へ走っていた。 アイツは俺に気づくと、顔を背けた。 「なに泣いてたんだよ?」 「‥別に‥泣いてないし‥」 そう言うアイツの声は、 いかにも泣きましたって感じの鼻声だった。 バレバレだったけど、俺はあえて 「‥そっか」 気づいてないフリをした。