恋百物語











「俺、もう一度跳んでみようかな」











気づけば俺は彼女を見つめたまま、そう宣言していた。

きっと彼女にも聞こえたはず。






―あんたは跳べるよ






不思議なほどしっくりと胸に響いたその言葉。






記録とかブランクとか、そういうちっちゃいことは置いといて。

真っすぐ向き合ってみれば答えは簡単だった。

勇気なんて別にいらなかった。






俺はただ、跳ぶことが好きなんだ。