恋百物語




「なんっで怜音が10位なんだよ!」




残り5km。

現役時代を遥かに上回るハイスピードでコースを駆け抜けた俺はなんとか10位に入賞した。






最後の最後で競り合い、11位に転落したテツが隣でグダグダと喚いている。






こんなに汗をかいたのは久しぶりだ。

勝ったのはいいけど息が切れてしゃべれない俺に対して、なんでテツはこんなに元気なんだろう。

ホントはまだまだ余力があるんじゃないだろうか。