恋百物語


向かった先はグラウンド。




「はぁ…は…っ」




久々に全力疾走したため、息がきれる。

運動不足だ。

この程度の距離で情けない。






それでもなんとかグラウンドまで駆け抜けた私は、近くの花壇に隠れて息を整えた。

勢いあまって授業を抜けだしたはいいものの、こっちだって授業中だということを忘れていた。

教師に見つかったらまちがいなく指導室行きだろう。






私、なにやってるんだろ…。