恋百物語



「それって…。須藤ちゃんがいつも松崎くんを見てたから、じゃないの?」




少し言いづらそうに小山が眉をひそめた。






「…そうだよ」






あまり認めたくはなかったけど。

私は廊下を歩くたび、いつもあの金髪の姿を捜してた。






ずっと彼を見てたんだ。

目が合うのなんて当たり前だ。






「でもあいつ、言ったんだよ。私に」

「なんて?」




「君もアドレス教えて、って」