そこに入っていたのは、

  小さな小さな宝物。



  藍色の縁取りに、
 
  薄い水色の砂。

  すべてが涙色、って色したガラス。

  
  中央には“10”の文字。




「……刹那……っ、

 本当に、もう一度……

 逢えるの……っ!?」