藍色砂時計










「……受け入れろ、なんて言ってへん。

 つらいんは、受け入れられへんやろ。

 認めたくないやろ。

 夢って思いたいんやろ?」


  顔を横に逸らしたまま、
  目線だけ私に向けたちか先輩が
  そう言葉を紡ぐ。


「………」


  目頭が熱くなってきて、言葉が詰まって。

  何も言えずに、ただ俯いてしまう。


「でもな、葵ちゃん。

 そうやって葵ちゃんがふさぎ込むんを、

 刹那は望んどるん?

 
 刹那は、刹那は………」


 
  真正面に私の顔を見て。













「葵ちゃんの笑顔が、

 見たいんちゃうんか…?」