藍色砂時計












「…私、逢いに行ってみます。
 向こうがそんなに探し回ってるなんて、
 何かあるに決まってるし」


  そうですよね?と、
  ちか先輩に首を傾げる。


「―舞螺も、そう言うとったわ。
 でもな、俺は行かん方がええと思う。

 よーお考えてみ?
 今まで刹那は、あの高校の近くにでさえ
 連れてったことあらへんやろ?

 せやのに、刹那が死んだ今になって、
 その高校に乗り込んでええんか?」



  ――パシン

  教室が一気に静まる。



「……刹那が死んだ、なんて……
 言わないでください!

 刹那はっ、刹那は……っ!!
 死んでなんか、ないんです……っ!!」



  無意識に零れる涙に、
  ちか先輩は戸惑いを隠せていなかった。