「だから…なん、だよ」 「別に?ただ言ってみただけ」 カシャンとフェンスを突き放すと俺に歩み寄ってきた 「ああ、お前が世莉を殺したんだっけ?」 耳元で静かに呟かれた 唇を微かにあげると 龍は校舎へ続く階段を下った 「っはぁ、っはぁ…」 止まってしまっていた息を一気に吐き出した