吏貴side. 教室を出たあと 屋上に登った 涼しい風が頬を撫でた 「って…」 口元の傷が痛む 赤く染まった袖を見て 再びため息を吐いた 「アイツ、そろそろやべぇだろうな…」 あのとき 俺が止めに入らなかったら あいつ… ぜってぇ黒川殺ってたな