『ミミちゃん!どこ!?』 タクトは何度もミミの名前を呼んだ。 でも、返事はなかった。 ミミはというと、 気を失って、湖の近くに倒れこんでいた。 目を覚ますと、もう朝日がのぼっていた。 満月が落ちてしまったのと同時に、ミミの夢も儚く終わってしまったのだ。 そしてミミは、綺麗に輝く水面を見つめていた。