俺は、諦めて広間に行くことにした 地道に四本足でトコトコ歩いていく いつもより長い道をあるくと、広間が見えた 「ワン(やっとついたか)」 襖を右前足であけ、中にはいり、自分の席にすわった …………………… さっきから視線がいたい 改めて広間を見回してみると平助、新八、佐之助、そして山南さんにも凝視されていた 「ワン!!(何故そんなにみている)」 「「「うわっ」」」 俺が吠えたのがよほどビックリしたのか、平助、新八、佐之助は息を揃えて驚いていた 驚かすつもりはなかったのだが……