「まともなプレゼントだぁ!」

て、おい!なんだよ、それ

「お前さ、もっとなんかないわけ?」

呆れてものをいうとキョトンとして
すぐにはっとした顔になった

「時計じゃないってことはなんか企んでんの!?」

「なんでそうなんだよ…」

笑えてきた

「お前なぁ…クスッ…まぁいい。つけてやるから貸せよ」

「はーい」

それを受け取ると俺は唯の首につけた

嬉しそうにこっちを向いた唯の胸元には
ピンクのハートのネックレスが光っていた

「どう?似合ってる?」

「いやぁちょっと唯には女の子っぽ過ぎたな」

「なにを!?」

「うそうそ。似合ってるって」

「当たり前でしょ!」