初恋キッス









「じゃあね!起こしてくれてありがとう」

「っは、はい!」

ガラガラ…ピシャン!

「さよなら…先輩」

あたしは閉められたドアの前で
小さく手を振った

そしてあたしの日課は
先輩を起こすだけじゃないのだっ

一緒に帰れないのは
寂しいけど……

バフッ…!

あたしは勢いよく
ベッドに倒れ込んで息を吸った

「あーっ本当先輩いい匂いっ」

大好きだっ!

ギューッときつく
さっきまで先輩が使ってた枕を抱きしめた

「あたし変態かも〜」

でもしあわせ〜♪

「かもじゃなくてもはや“ド変態”」

「ギャッ!!!!」