初恋キッス







「んーべつに」

そういって椅子に逆方向に腰掛けた

「用ないんなら帰りな」

あたしは冷蔵庫を開いて
今日の晩御飯の支度を始める

「あっ」

千尋の発声に仕方なく
冷蔵庫から目をはなし千尋をみるあたし

「……なに」

「俺の誕生日プレゼント決まったかなーと」

「うん。まぁね」

「変なやつ?」

「変なやつじゃない」

「へぇ…それは楽しみ♪」

「え、あっうん…」

子供みたいに
ニカッて笑う千尋をみて
少し戸惑うあたし

千尋ってやっぱカッコイイなぁ

こんなのが幼なじみで
ちょっとだけ自慢だな

こんな千尋を見られるのはあたしだけ

あたしだけなんだから