-------------- 今思えば、明らかにそれは女子達に囲まれている俺への嫉妬だったのだろうけど、その時は裏切られた気持ちでいっぱいだった。 『それから俺は、段々と孤立していって、今の学校に転入したんだ』 私は、言葉をかけることができなかった。 『俺、逃げたんだ。 少しでも自分にとって楽な方に。 仲良くなっても、どうせ裏切られんかと思ったら人を心から信じるのが怖くなって、無意識に一線を置いてた。 冷めた目をしてるように見えたのはそのせいかもな…』 拓夢は自嘲するように笑った。