------------ 『きゃー!拓夢だぁ!今日仕事ないの~?』 『サインしてもらっていい!?』 久々に学校に行くと、群がってくる女達。 『ごめん、急いでるから…』 そう一言いうと、声も素敵、とかいう女の声がどこかから聞こえた。 正直、やめてほしかった。 学校での俺は、芸能人ではなくてただの生徒だというのに。 …いちいちこんなの気にしていられない。 女子達を撒くように教室に入り、後ろの方に集合しているダチ達のところへ向かう。