家具以外、すっかり空っぽになった部屋の窓を開けた。 サー…っと、気持ちのいい風が私を包み込む。 空は、眩しいばかりの晴天で 自然に私も笑顔になる。 ――ピーンポーン 「桜ー?俺!」 ドアの向こうから大好きな人の声が聞こえる。 「今開けるね!!」 ドアまで急いでかけて行く。 私は、今日 木原 桜になります。 あたしはモデル。② ~End~