それにしても、どうして拓夢がここに? 今日は桜とデートなんじゃ… 「姉さんは桜のマネージャーしてるのよ。」 そう、沙織が言った途端、拓夢は驚いたような顔をして涼子に詰め寄った。 「桜は!?今どこに!?」 クールな人だと思っていた拓夢のそんな姿にも驚いたが、もっと驚いたのはその質問。 「えっと… 桜は今日、拓夢さんと会う予定なのでは?」 「俺と? 桜がそう言ったんですか?」 涼子がうなずくと、拓夢は眉間にしわを寄せた。