「本当に、木原拓夢が憎くてしかたがないんだ。 俺の方が、桜ちゃんのこと想ってるのに。 俺の方が、ずっと前から桜ちゃんのこと好きだったのに。 俺の方が、桜ちゃんを愛してるのに。」 怖い 怖い 怖い 逃げようと後ずさると、腕をがしっと掴まれた。 「くははははははっ」 にやりと歪む、中村さんの口元 ドクンッ、と心臓が鳴って、いつかの恐ろしいフラッシュバックする -----知ってる 掴まれた腕 歪んだ口元 狂ったような声 私は、これを、知っている