近すぎて、遠すぎて。


沈黙が流れる。

切るにも切れない、

お互いそんな感じだろう。

本音でぶつかってこない、裕。
聞きたい。
聞きたいけど、聞けない。



「ぶっちゃけるな…」



そう切り出したのは裕。



「ん…?」



「心がずっとお前のこと好きなこと知ってた。お前が心を好きなのも知ってたからもどかしかった。お互い想い合ってんだから早く付き合えよ、そしたら俺もあきらめつくからってずっと思ってた。」



俺は何も言わず、ただ聞いていた。



「付き合ったって聞いて、嬉しかった。嘘じゃない、ほんとに嬉しかった。おめでとうって心から思った。でも、お前が心を好きなように俺も心が好きだ。簡単にあきらめることできない。でも、やっと区切りついたっつーか…もし、俺のこと気にしてくれてんなら、しなくていいからな?大丈夫、心よりいい女なんか山ほどいるから。」