近すぎて、遠すぎて。



「夢と最近話さなかったからいろいろいいたい」



「うん。聞くよ?」



ポテトに手を伸ばし、話しては伸ばし…
でも、あたしはその手を止めた。



「漱石が三咲ちゃんを好きって言ったとき、やばいと思った。でも、ちょっとだけチャンスって思った。漱石が三咲ちゃんを奪えば…って考えた。ずるかった、あたしは。」



記憶をたどって思い出しながら話す。



「あたしには三咲ちゃんと海斗は付き合ってるように見えなかった。無理してる感じがずっとあった。海斗は俺は断ったけどみたいなこと言ってたけど意味が全然分からなかった。」



「海斗は三咲ちゃんが好きじゃないことはわかった。三咲ちゃんが海斗に素を出した。あの腹黒い感じね(笑)あ、三咲ちゃんは海斗に気を許したんだって思った…」



「三咲ちゃんと海斗が別れた日、あたしは海斗ん家に行ったの。状況はよく分からなかった。三咲ちゃんがあたしにほんとは気づいてるんじゃないの?って言った。あたしほんと馬鹿だって自覚するほど分からない。何を言いたいのか理解すらできない。」